父島(三日月山、宮之浜) |
三日月山は大村のすぐ背後の山である。標高は200mちょっとである。
三日月山展望台にあるウェザーステーションへ上る道から見た二見湾と大村集落。
ウェザーステーションの夕陽
ウェザーステーションは展望台としても整備されており、父島随一の夕陽の名所である。
観光客だけでなく犬連れの地元の人などが大勢見に来てなごみと語らいの場になっている。
日が沈んで夕闇が訪れる。
夕陽が沈んだら帰る人もいればそのまま和みながら談笑し続ける人もいる。
3日後のウェザーステーションの夕陽
双眼鏡を持った人が「グリーンフラッシュを見た」と言った。肉眼の自分には全くわからなかったが。一度は見てみたいものだ。
車で行けるのはウェザーステーションまでで、そこから三日月山へは遊歩道を歩く。比較的平坦で楽なコースである。
ただし三日月山はこの写真のとおり崩落が激しく、山頂への道は通行止めになっている。
途中の風景
見晴らしのいい所に残る戦争時の壕(ごう)。ここは他の一般的な壕と違って天井が高く幅も広くて明るいものだ。
向こうへ抜けるとガケの上に出れて少し危険だが展望がとてもよい。
当時は重要な見張り台(大砲陣地?)であったのだろう。
標高175mの三角点で行き止まり。ここからは二見湾方面の眺めがとてもよい。
左の方には兄島瀬戸と兄島も見える。
そこから見た三日月山のピーク。標高204m。
三日月山の南側・大根山。新しい墓地として公園のように整備されている。
元は半地下式のトーチカか何か? ここを整備する時に周りの土砂を除いて剥き出しになったんだろう。
こちらは古くからの墓地。欧米式の墓も多くて見た目に美しい。
宮之浜。ここはシュノーケリングにも向いていて、たまにウミガメも見れるらしい。
戦時中には震洋隊基地があった。
海洋センターによる宮之浜でのアオウミガメの放流会。
放流を行うことが決定された日は夕方に海洋センターから各宿やビジターセンターなどに連絡が入り、誰でも見学することができる。
放流前に海洋センターの人がウミガメについていろいろレクチャーしてくれる。
子ガメは夜に卵から孵化し光のある方に向かうので浜に放した後は懐中電灯やカメラのフラッシュは控えないといけない。
浜に放す前は若干は観察したり写真を撮ることができる。
この中で1匹でも大人になれればよい方・・という厳しい生存競争が子ガメを待っている。
釣浜に向かう途中にある小笠原高校。
釣浜へ向かう途中から見た清瀬団地。父島は意外と家屋を建てる土地が少ないこともあり、このような団地が作られたのだろうか。
釣浜へは駐車場から急な坂を数分下りないといけない。下りたら帰りは当然上らないといけないしこの時は疲れていたので断念した。
名前のとおり昔から釣り場として有名であり遊泳時には海中に残る釣り糸の残骸にからまらないよう気をつけないといけないらしい。
また、兄島瀬戸の潮はとても早いので沖に出ることは危険とのこと。
釣浜駐車場から少し上ると道が終わる。
そこから兄島瀬戸と対岸の兄島がよく見えた。