父島(境浦〜扇浦〜コペペ海岸) |
屏風谷あたりから見る二見湾とおがさわら丸
同じ場所から夕暮れ時
境浦を見下ろす。静かできれいな湾である。真ん中に戦時中の座礁船、濱江(びんこう)丸が静かに横たわる。
腐食が進行して船体は崩壊が激しく、今では潮が引かないとそれが船だと判別できにくい。
浜に立ってた看板。流れ着いてあまり時間が経っていない写真なんだろう。
別な角度から。
道路から境浦へは急な坂をかなり下りていかないといけない。
境浦〜扇浦間の風景。真ん中に浮かぶのは要岩。
こちらは扇浦。父島で一番長い浜である。シャワー・トイレがある。
扇浦の背後にある小笠原神社
以下、神社敷地内にいろいろ遺物がある。
小笠原バナナ。1830年にハワイから最初に移住した欧米人が持ち込んだもの。
明治末期〜昭和初期にかけて本土向けに島中で盛んに栽培されていた。
台湾等からたくさん輸入されるようになるまではずっと日本国内での優位性を保っていたとのこと。
明治13年設置の「小笠原開拓碑」。撰文は大久保利通とある。
境内に残るトーチカ。銃眼は扇浦に向けられている。
入口と内部。このようなトーチカは父島にも母島にもたくさん残っている。
「無人島発見の碑」。この碑は平成になってから東京都が建てたもの。
扇浦を過ぎると分岐がある。まっすぐ行くと州崎。斜め左がコペペ海岸。
(左は亜熱帯植物センター・小港海岸など)
州崎は父島と小島(今の野羊山)との間の水道を、戦時中に日本軍が埋め立てて急遽造成した小さな飛行場の跡地である。
今では建設資材置き場や自動車教習コースになっている。(左が野羊山、右が父島側)
亜熱帯農業センターはとても広い。屋内外にあらゆる植物が植えられている。研究・試験施設であるが一般開放されている。
あまり見たことがない白・ピンクのハイビスカス。
以下、扇浦〜小港海岸間の道路
扇浦→小港海岸への道路から。向こうに二見湾を望む。
同じく、扇浦→小港海岸への道路。直進すると小港海岸、左折すると夜明道路。
コペペ海岸。ここもとても静かな海岸である。
コペペ海岸の全貌。明治初期にコペペという名前の南方系の大男が住んでいた、またはここでよく漁をしたと言われている。