南島 |
ここを含めて世界でも2箇所だけという沈水カルスト地形である南島。
石原都知事が世界遺産に推薦している。
南島の西側風景。
西側にある岩のアーチをくぐった先が扇池である。
扇池へは通常はサメ池から上陸するが、ダイビングの途中立ち寄ったこともあって扇池の沖に停泊した船から泳いでのアプローチとなった。
上陸に際しては、島の生態系維持のためにクツ底についた微生物を海水で洗い落とさないといけない。
泳いで上陸する分にはそういう心配は全く無いが。
ジャブジャブ・・
岩のアーチをくぐり、浜に向かってだいぶ泳いで顔を上げて前を見た。
海と空の青、白くまぶしい浜がものすごくきれいだった。さながら楽園のようだった。
上陸した。シーズンが少し過ぎていることもあって他に上陸者はいなかった。
ここは自然保護のため、1日150名と上陸人数が自主規制されている。
かつて無制限に観光客が上陸した結果植生が踏み荒らされ裸地化し、赤土流出とそれによる海洋汚染などの深刻な生態系破壊の恐れが出たためである。
現在は植生養生、歩道部以外の通行禁止などにより裸地はかなり減ってきている。
この浜の背後にもおびただしい数のヒロベソカタマイマイの半化石が散乱している。持ち帰ってはいけない。
東側の丘から扇池を望む。
サメ池。通常の観光船はここに停泊する。シーズンにはネムリブカがたくさん来るらしい。
サメ池とその背後の風景。
東の丘に上った。折しもおがまるがちょうど出航するところだった。多くの見送り船が着いていくのも見えた。
東の丘から見た沈水カルストの多島風景と父島を望む。
ちょうど正面に見える真っ白な浜がジニービーチである。
この付近はカツオドリの繁殖地でもあり、飛びながら時々人間を威嚇してくる。
再び泳いで扇池外に停泊する船を目指して泳いでいく。