ニュージーランド ・ その2

(テカポとマウントクック)

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 これはクライストチャーチから南へ伸びる国道1号線。

 ニュージーランドにはごく一部を除いて高速道路が無い代わりに一般道路は制限速度100kmである。民家も車も少なので。

 片側1車線でみんな110kmくらいで飛ばしている。90kmで走ってても後から煽られる。

 しかもみんなバンバン追い越しとかする(もちろん反対車線に出て)

 慣れるまでかなり恐いもんだ。

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 これはクライストチャーチから南西へ200kmほど行ったところ。既に1号線は外れて山間部へ入っている。
 BURKE峠というあたり。

 ここまで来るとほとんど車も行き交わない。

 道端にルピナスという赤紫色の花がいっぱい生えててきれいだ。

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 これはテカポという町の外れ。

 夕暮れのテカポ湖畔。

 静かなテカポ湖のほとりには古い石積みの教会がポツンと見える。

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同じ。

山に雲が低くたなびいているのがきれいだ。

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 これはさっきの教会。

 ”良き羊飼いの教会”というらしい。

 教会の奥には普通はステンドグラスがあるもんだが、ここはその代りに湖の風景が広がる。

 いわゆる借景というやつかな。

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テカポ湖に夕闇が迫る。

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 テカポから更に奥に未舗装の道を走っていくとアレクサンドリナ湖という小さくて超静かな湖で行き止まる。

 その帰り道、とてつも無くきれいな自然の光が創り出す色彩美を見た。

 夕陽に染まる地平線から空に向かって青い色が深みを増す。見たこともない美しさ。

 全くの静寂の中、誰かに見られることを期待もせずただ黙々と美しいシーンをかもし出すのであった。

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  写真でだけではなく、本当にこんな色だったのである。

 またニュージーランドは緯度が高いので、夏は日がやたら長い。これは夜10時ころなのだ。

 右側は牧場の木サク。

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テカポから数10kmほど走るとプカキ湖という湖に出る。

これはその途中で見た牧場のある風景。

遠くに山を見てどこまでも平原を走る。

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 プカキ湖。

 ここから湖岸道路を走って湖の一番奥にあるマウントクックを目指す。

 はるか奥の中央に見えるのがマウントクック。

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 プカキ湖の湖水は鉱物の影響からかその色はまさに”すごい色”である。

 日本にもこういう色の湖はあるが。

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プカキ湖岸道路にて。

この道路は本当に景色がいい。

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マウントクックが近くなってきた。

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 後を振り返る。

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 道路が終わったので、車を捨ててマウントクックがよく見えるところまで歩いて行くことにした。

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Kea Point という地点まで歩いて来た。

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ここからマウントクックがよく見える。

富士山と同じくらいの高さの山。

ニュージーランド最高峰。

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 これは近くの氷河。一面に茶色に見えるのは全部氷河なのだ。表面に土砂がかぶっているだけである。

 その下はぶ厚い氷の層なのだ。

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