4月26日(土)(2日目)チリ入国、首都サンチアゴ

  

 チリという国は南北に4300Kmくらいある。対して東西の平均幅は175kmしかない。

  

 アトランタ空港からチリ行きの飛行機はB−767。日本人も何人か見た。
 自分が座った最後部付近にはチリ人の若者を中心とする団体が乗っていてちょっとうるさかった。やはりラテンの陽気な乗りである。
 ただし飛んですぐ夜になるのでさすがに1時間くらいで静かになったが。

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 朝焼けがきれいだった。6:30ごろ。

 

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サンチアゴ着陸10分前くらい。左には雲に覆われたアンデスの山並みが見えていた。

 

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 着陸間際。

 

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 いよいよサンチアゴ空港に着いた。7時ごろであり、空港は朝もやに包まれていた。

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 無効に見えるのが入国審査の場所。近くでは撮ってはいけないので遠くから撮った。
 入国審査の前に銀行窓口があったので両替した。1ドル→6850ペソ。5.7ペソ→1円である。
 

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 成田から直接荷物が届くので便利。

 

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 いよいよ入国。例のごとく到着口にはたくさん人がいて圧倒される。がアジアよりは全然密集度が少ない。
 規模的にもこじんまりしていてホっとする。

 

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 3階の出発カウンターに上がってみた。

 

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 空港外れ付近。
 

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 これが市街中心部へ向かう空港バス。きれいなものだ。市街まで30分、1000ペソ(200円弱)。

 

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 何もないところからだんだん郊外風景へと変わっていく。それにしてもハイウェイがよく整備されていて驚いた。

 

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 車窓より市街風景

  

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 市街中心部のメトロのロス・エロエス駅前に着いた。
 メトロの東西線と南北線の交点がロス・エロエス駅。
 そこから西へ3駅いくと中央駅(長距離列車の駅)である。

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 付近の風景。ここはメトロの交差点であり、道路の大通りの交差点でもある。

  

 チリでも鉄道は寂れている。サンチアゴ南へ680kmのテムコまでは1日1本鉄道があるという。
 かつては南へ1000kmのプエルト・モンまで走っていたらしいが。
 で鉄道に乗れるとしたらこの区間しかないので、全部バスより鉄道に乗っておきたかった。
 ともかく中央駅に行って時刻を調べよう。ロス・エロエスからメトロで西へ3駅だ。
 行ってみよう。

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 メトロは300ペソちょっと。日本円で55円ほど。

  

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 こぎれいでスッキリした車内。車両は日本のミニ地下鉄サイズであった。
 フランス技術で作られたとのこと。

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 1駅感覚はとても短い。1駅1分程度のものである。すぐに3駅向こうの中央駅(エスタシオン・セントラル)に着いた。

  

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 まさに終着駅とした造り。車両といい、屋根といい、ヨーロッパと同じ造りである。
 車両はデザイン・配色ともにスペイン国鉄風だと思った。(よくわからんが)
 しかし、寂れていると思ってたのに列車は結構たくさん止まっていて多くの人が降りてきていた。

 

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 土曜日の朝の駅前は多くの人が行き交ってとても活気があった。

  

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 駅構内の店群。まだ9時前で開店しておらず閑散としていた。

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 やはり車両の配色がスペイン風だ。スペイン国鉄は「RENFE」だがここは「EFE」である。

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 駅にあった蒸気機関車の模型。

  

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 切符売り場。付近に時刻表が貼ってないか探したら近郊電車の時刻表だけ貼ってあった。
 なるほど人があふれていたのはこれか。
 長距離列車はすたれているが、近郊に限っては結構な利用客があるのか。
 近郊列車は南へ100kmちょとのサン・フェルナンドまでを1時間なんぼかで結んでいた。本数は1時間に1〜2本くらいだったか。

 長距離列車の時刻は貼ってないので切符売り場で聞いてみたところ、テムコ行きは「12:45発のと夜行の2本ある」とのこと。
 地球の歩き方には1本と書いてあったが。
 ここはぜひ景色を見ながら行ける昼行に乗っていこう。 まだ出発まで3時間半くらいあるからその間にサンチアゴ市内観光もできる。
 でお昼発の列車の切符を買った。テムコ到着は21:15。結構長い。

 ちなみに夜行は、サンチアゴ21:30発→テムコ9:30着である。

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 チケットと裏面。サンチアゴ中央駅は「アラメダ駅」という。
 面の鉄道連絡先にはテムコからまだだいぶ先のバルディビアの地名がある。貨物はまだ走っているのだろうか。
 料金は9000ペソ(約1600円くらい)

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 改札

 

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 チケットも買ったし町に出よう。これは駅前

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 まず朝飯を食おう。ハンバーガーシュップへ。ビッグバーガーとファンタで計200円ちょい。

 

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 さて、見所の集中する旧市街へメトロで行こう。右は旧市街にあるモネダ駅。

 

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 モネダ駅前。この通りは中央駅〜ロス・エロエス〜旧市街〜新市街を東西に結ぶサンチアゴ最大の目抜き通りのアラメダ通り。

  

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 モネダ駅付近にて。故障バスがレッカー作業中だった。

  

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 1846年からの大統領官邸であるモネダ宮殿。1973年に軍事クーデターが起きて空爆されて当時世界中に有名になったらしい。
 今では強固に改造されて地下に要塞のものがあると言われている。

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 アラメダ通りに面した側は自由広場という芝生広場になっている。

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 アラメダ通り。

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 アラメダ通りに面した出入り口。見学者は反対から入らないといけないらしい。

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 反対に回ったとこが憲法広場。警察展みたいなのをやっていた。

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 レスキュー隊の展示。右は歴代警察の制服か?

  

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 さすがアンデスを持つチリだけあって山岳救助隊の展示もあった。右は記念ステッカー。外国人の自分にも配ってくれた。

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 レトロなポリスカーと救難用ヘリ。左で人が集まってるのは紙芝居。

  

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 さていよいよモネダ宮殿に入る。一応荷物検査を受けた。

   

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 新入軍人?の見学会か。

  

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 なんか民族衣装を着た一団がいた。なんかイベントでもあったのか?

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これが出口。さっきの一団もちょうど帰るところだった。

  

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 さてサンチアゴ博物館へ向かう。途中賑やかな歩行者天国があった。午後にかけて人がもっと増えるのだろう。
 今日は土曜日である。

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 このあたりが一番賑やか。

  

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 旧市街の中心と言われるアルマス広場。

 

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 サンチアゴ博物館は模型が多くて、スペイン人と先住民との戦いや、その後の町などがよくわかった。

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 スペイン人に対して一部の部族は激しく抵抗して戦闘が行われたが、退けられる。
 スペインからは多くの開拓者が来たのでそのうち先住民と自然と同化していったらしい。

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 サンチアゴの町は最初は先住民との戦いの砦が置かれたことに起源するとのこと。

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小さなサンチアゴ博物館の中庭。

  

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歩いてサンタルシアの丘に行く。これは途中の教会。カトリックがほとんどらしい。

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サンタルシアの丘は高さ70mほどの丘であるが、かつてスペイン人の砦であり先住民との間で激しい戦闘があった場所。

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 丘に上がっていく。

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 丘の上から見たサンチアゴ旧市街方面。

  

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 丘のふもとは公園になっている。

  

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 メトロ:サンタ・ルシア駅前。メトロで中央駅に戻ろう。もう時間があまりない。

   

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